日本最古の藍染め“正藍冷染”と出逢って
台風6号の行方は気になった。
その週に私は宮城に行く予定があったからだ。
東海地方では水曜日の朝が暴風域となって、学校が休校となった。
次の日の便で私は出発する。
ほっとするものの、「何ら影響がない」といえば“そうではない”。
鹿児島への便は霧が濃く「福岡」か「引き返す」かどちらかになるというアナウンスが搭乗手続きのロビーで流れていた。
北海道の便はまだ飛行機が来ていないと放送があった。
まさに着くまでは気が許せない。
飛行機に乗り込むことはできた。
しかし定刻の時間が過ぎてもなお離陸しない。
ハラハラドキドキ。
「機材の再度確認をしております」
客室乗務員の方から放送が入った。
しばらくすると、エンジンの「ゴー」という音。
すぐ後に、飛び立つ準備が整ったと放送が入った。
今回の正藍冷染の旅。
こういった背景があると、また一段と「会える」ことの奇跡を実感する。
たくさん学んで、たくさん教えていただいた。
動画の撮影もさせていただいた。
奈良時代から続く技法をそのままに再現する凄みを、肌で感じたことを今後伝えさせていただきたい。
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