先輩の背中…後輩の力💪
1年生の時は何をするにも自信のなかった子どもも、後輩ができることで先輩の顔に。
その姿に、後輩が学び、手本としていきます。
支え合い、成長していく姿に私自身、たくさんの気づきをいただきます。
教室に入ることができなくなった子が、私の所に訪ねにきます。
「どうしましょう」
その言葉につい
「じゃあ〇〇してあげるね」
求められもしない助け舟を出してしまいそうになる私。
“子どもの成長とは何か!?”
自分に問いかけグッと堪えます。
社会に出た時、いつも誰かが先回りして支えてくれるとは限りません。
自分の力で「頼る力」も、大切な力。
その子は考えます。
教室に行かなくてもいい方法なのか…
教室に行く方法なのか…
きっと、行かなくても済む方法を考えているに違いないと私は思っていました。
すると、同じ部屋にいたその子の後輩が
「私が一緒について行ってあげますよ」
その子なりの一生懸命に考えた後輩としての提案。
後輩の言葉により一層、困るに違いないと思っていたら…
「お願いします」
とその子は深々とお辞儀をします。
思いもよらなかったその言葉、その光景。
先輩として、後輩が勇気を振り絞って発した言葉だと分かったからこそ、挑戦する言葉として
「お願いします」
と言ったのだと思います。
後輩は受け入れてもらえたことに少し誇らしく。
先輩は温かい表情で部屋を出て行きました。
子どもの成長。
大人である私の想像を斜め45度を超えたできごと。
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