100人のプロの4人目からのエール‼️
4人目のプロは自動車の魅力を伝える営業のKさん。私自身お世話になっています。
今まで色々なお店に行きましたが、こんなに気持ちよく車を購入させて頂けたのはKさんくらいです。話のリズムがよく、こちらが相談でかける電話には90%の確率で出てくれます。お忙しいだろうなと思い、緊急性ではない相談内容に関してはSMSで失礼するのですが、1時間以内には返事をくれます。
無理なことは無理とはっきりおっしゃいます。しかし、「だからどうするのか!?」ということを考え、提案していただけるので、安心して買い物ができます。
まさに「販売のプロ」。
大変お忙しい中でしたが、お時間をつくって下さいました。
◯子どもの頃の夢
「プロ野球選手」
お客さんに対しての気持ちのいい敬語とフットワークの軽さは、野球というスポーツを通して身につけられたのかと納得しました。
しかし、プロ野球選手というのも小学生の頃の夢で、中学生になってからは特に「何かの夢を抱いて〜」と言うわけではなかったみたいです。
将来のために先の先まで計画をしていくのではなく、当時の自分の生活を本気で楽しんでいたように感じました。
中学生で「プロ野球選手にはなれない」とは思っていたのですが、高校まで野球を続け真剣に取り組んでいたそうです。
「〇〇になれないならやらない」というものは、本当に好きなことではないのかもしれませんね。やらないための言い訳なのかもしれません。
Kさんの「続ける」姿勢から感じました。
◯今の仕事に就いたきっかけ
奥様からのお願いだったみたいです。
大学生の頃にしていたバイトで「サービス業」の魅力を知ったそうです。
その魅力を知ったことで、大学卒業後にはサービス業の職に就きました。職種の名前を聞くと「あ〜」となる有名なところです。
そこでは老若男女様々な方がお客として来ます。また、深夜も営業されているので危険な目にあったこともあったそうです。
かなり大変だっただろうなと思ったのですが、Kさんは「嫌な仕事ではなかったですよ」と笑顔で教えてくれました。
お仕事の選択の基準が「稼げる場所」だったため、その条件に合っていたので、激務であっても続けることができていたのです。
しかし…奥様が妊娠をしたことで奥様に
「深夜に働くというのは生活リズムがずれるから考えてほしい」
と言われ、転職することになったそうです。
その際にお義父様が「サービス業が好きなら、うちにこれば?」と提案して下さり、自動車販売の営業職に就きました。
お義父様は会社の上役のため、入社当時は周りからの厳しい目というものもあったと言います。
しかし今となってはお義父様のご助言は、Kさん一家にとっても会社にとってもプラスになった訳ですから、「さすがです」と言わざるを得ません。
また、他者からのアドバイスを受け入れ行動していくKさんだったから成功をしたというのは絶対的なところですね。
◯今、自由に選べるとしたら何の仕事をしてみたいか
「ゆとりのある仕事を」
ここ最近、感じたことらしいです。
というのも、お子さんとの時間を確保していきたいという気持ちからの言葉でした。
営業職の方だと世の中が休みの日に、お仕事になってしまいます。子どもの休みは基本、土日や祝日です。夏休みなどの長期の休みになれば、比較的お子さんとの時間はつくれると思いますが、子どもが中学生や高校生になってくると、学校行事や部活動で家を留守にすることが増えてきます。
今しかない、貴重な時間なのかもしれません。
しかし同時に、Kさんが充分に結果を出しているからこそ、「ゆとり」を求めることができるのだと思います。Kさんのファンはたくさんいますからね。
◯落ち込んだ時、どう乗り切るか
「飯食う…美味しいものを食べる」
即答するのですが、じっくりと振り返りながら、捻り出しながら答えてくれました。
悩んだり、落ち込んだりしないのか!?というと、そう言う訳ではないみたいです。
考える時にはとことん考える。
「あ〜したらいいかなぁ」「こ〜したらいいのかなぁ」
その過程は、「落ち込んでいる」と捉えておらず、またそのことを問題視していない様子でした。
考える時間は、日常の中で大切な時間となっています。
立ち止まってしまえば「ぐるぐる」と考え込んでしまいますが、先を考えて最善の策を探そうと常に前進しているので、問題になっていかないのかもしれません。
また、どんなに遅くなっても奥様の用意して下さっている料理が家にはあるそうです。差し入れをしても、必ず「嫁にも分けます」と家族への思いを話されます。
「美味しいものを食べる」と言うのは、奥様のお料理のことで、元気の源なんでしょうね。
◯発達個性を持った子どもたちへのエール
「お互いに違う存在。…ドキドキしちゃうなぁ。どういう言葉がいいか…わからない」
Kさんはハッキリとエールの言葉を送れないことを「すみません」とおっしゃいましたが、私たちはとても嬉しかったです。
どの質問よりも、時間をかけ考え込んでくれていました。
それだけ、子どもたちのことを真剣に考えて当事者の立場に立って言葉を選ぼうとしてくれていたと言うことです。
「安易に君たちの気持ちは『わかる』とは言えない」
率直な気持ち伝えてくれました。
学校現場の私たちは、子どもたちの気持ちを分かったような気になってしまっています。カテゴリーして、過去の出会ってきた子どもたちに当てはめています。
しかし、Kさんのおっしゃるように一人一人が「違う存在」。
Kさんには子どもたちの心に寄り添った、言葉にはならないエールを頂きました。
◯インタビューをして
いつ行っても、どんな時に行っても常にお客さんとお話をしているKさん。
そんな中でお時間をつくって下さり、私たちの話をじっくりと聞いて下さり、本当に有り難いです。
今までのプロの方々も、私たちとの時間を嫌な顔一つせずつくって下さっています。
本当に感謝です。
子どもの頃から計画しその計画通り過ごしていくことが大切なのではなく、「やる」と決めたことに真剣に向き合うことが重要なのだと思いました。
自動車の営業をしているKさんは、私が購入する際にも表面的な知識ではなく、なぜこうなっているのか!?どう言うシステムなのか!?など、私が納得できるよう説明して下さっていました。なので、元々自動車が好きだったんだと思っていたのですが…
入社当時は一般的な男性が知っているような範囲の知識だったと言います。
ではなぜ、そこまで詳しくなったのか!?
それは、何冊もパンフレットを持ち帰り隅々まで読み込みながら努力をされていたからでした。
30歳頃まで心にあった言葉。
「人の倍稼ぎたいのなら、人の倍働け」
(今はちょっと違うのかなぁと思っているみたいですが…)
初めからプロだったと言う訳ではなく、そこに行くまでの努力を惜しみなく続けていたからこそ、今があるのだと思いました。
そんなKさんの今は…
「稼ぎたい」と言う思いが「子どもとの時間を確保したい」へと変化しています。
目の前のことを一生懸命にやっていたら見えてくるものがあるのですね。
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