広島への日帰り✨
少し前に「戦」と言う字を考える時がありました。
この漢字で皆さんは何を連想するのでしょうか?
「挑戦」であったり、「戦い」であったり…
私自身は
「戦争」
でした。
考えたのが8月だったこともあります。
また、昔の映画である『ヒロシマ』を知ったというのもあります。
そんなこともあり、10年前に伺ったことのある広島の原爆ドームに、もう一度手を合わせたくなり、急遽広島へ行くことに。
10年前とは変わらない原爆ドーム。
写真のものよりも、実物が訴えるメッセージはとても強いものがあります。
崩れていかないように補強されています。
どれほどの熱と熱風があったのか。
胸はギュッと苦しくなります。
資料館にお邪魔しました。
こちらは以前とは変わっていました。
私の記憶は定かではないのですが、以前に比べ広くなったように感じます。
以前は、教員になったかどうかの頃。
今は、沢山の子どもたちとの思い出があります。
だからこそ、資料館に展示されているもの一つ一つに胸が締め付けられます。
未来ある子どもたちが、帰らぬ人となっていく。
親を失う子。
子を失う親。
涙は意識せずとも頬をつたいます。
同じ日本であっても、同じ広島県であっても、偏見や差別は戦後であっても続く戦い。
なぜ命を失わなければならなかったのか。
なぜ未来を失わなければならなかったのか。
生徒たちと同じ年齢の子どもたちが、笑顔で写っている写真に、耐えきれず目を逸らします。
悔しさと、申し訳なさが強く胸を叩きます。
今ある平和。
今、食事ができていることの有り難さ。
今、子どもたちと話せている奇跡。
当たり前じゃないんだと気付かされます。
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
その食事の時に、感謝の心をつぶやきます。
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