おっかないニュースとエアコン☀️ (後編)
涼しい風を送ることができなくなってしまった我が家のエアコンは、プロの手によって回復。
もし今回直らなければ「買い替えるしかない」と汗をかきながら財布を眺め…また違う汗をかいていた私にとって、どれほどに心が安らいだことか。
そのエアコンとの出会いは電気屋さんに
「エアコンは奮発していいのを買うといいよ」
とおすすめしていただいたことがきっかけでした。
“無金利キャンペーン”
の圧倒的な魅力に私はやられ、かなり背伸びをした買い物でした。
まだ残金は残っています。
本来は涼しい風で出迎えてくれるはずが、温かい風に。
すぐにリモコンで
「冷房」
というボタンに圧力をかけようとした時、リモコンのボタンに見慣れない文字が…
見ると故障を知らせる内容でした。
ドキドキしながら修理を依頼するためにメーカーへ連絡。
しかし、季節は夏。
エアコンが一番稼働している時期ということは、不具合に一番気づく季節でもあります。
やはり修理の予約はだいぶ先まで埋まっていました。
申し訳なさそうにカレンダーを眺めている様子。
「あ!!一つだけキャンセルが出ました!!」
親身に対応してくださっているコールセンターの方の慌てた声色に、私も同じように慌てます。
すぐにその日の予約を済ませます。
エアコンのない生活は、当たり前のように涼しかった日々が当たり前ではなかったことを学ぶ機会に。
当日、メーカーの方に来ていただき、状況の確認をしてくださいます。
電話で話した内容を全て引き継がれているかのような会話。
とても心地よかった。
手際よく作業を始め、気づけばもう完了。
原因を尋ねると、断定はできないそうですが、恐らくネジ。
小さなネジ。
このネジが少しでも歪んだり、小さな傷でもあればエアコンのガス漏れにつながるそう。
強く締めればいいわけでも、ゆるく締めればいいわけでもありません。
ちょうどいい力加減が求められる繊細な仕事。
しかし、この小さなネジが私の快適な時間を生み出してくれていたのか…と驚きと共に感慨深いものがありました。
このネジは、自分がそんなに重要な存在であると認識しているのでしょうか。
このネジを製造している方々は、材料を加工している方々は、自分の作業が誰かの幸せを作り出していると知っているのでしょうか。
どんな小さなものであっても、小さな出来事であっても、誰かの力となり希望となっているのかもしれない。
私はこのネジに教えてもらった気がします。
先週、台風や雷雨、地震などで大変な思いをされた方もいらっしゃったと思います。
小さな小さななんてことない力かもしれない。
でも、きっと今の取り組みが、誰かの困った方の力へとつながっていくかもしれない。
そんなことを感じた1週間。
忘れたくない1週間でした。
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