100人のプロの9人目からのエール‼️

以前の私は運動が大嫌いで、お菓子が大好きな横に大きい男性でした。徐々に不調もきていたこともあって…家族から心配され始めていました。

そんな私に価値観を変えさせ、意識を変えさせ、体重の減量に成功させた「トレーナーのプロ」Kさん。

Kさんと出会って丸6年が経ちます。

運動が大嫌いだった私は今では、トレーニングをしないと居心地が悪いというような気持ちになるほどに至りました。

もちろん、家族の支援のお陰もあります。

それと同時に、私が今でも「やる気」を持ち続けることができているのはKさんのお陰です。

本日はプロフェッショナルなKさんのお話です。


◯子どもの頃の夢

「警察官」

かっこいいなぁという憧れを抱いていたそうです。

また、叔父さんが警察官だったので、叔父さんの立ち振る舞いが夢へと繋がっていきました。

しかし中学生になると、「かっこいい」だけではない大変さを知り、「警察官」を目指さなくなっていきました。

そんな中学生の頃のお話を伺うと、今とはまるで正反対でした。

今では「トレーナー」というご職業がピッタリな姿なのですが、当時は160cmで80kg以上という体格で…

「勉強」のストレスで急激に太ったとのこと。

「勉強」の何にストレスと感じていたのか!?

というと…成績で順位づけられていくことが嫌だったみたいです。

確かに、今の生徒でも順位に一喜一憂してしまい、勉強自体が嫌になってしまっている子が何人かいます。

順位がモチベーションの一つとなってくれれば良いのですが…なかなか学校側がそうさせない節もあるかもしれません。

「〇〇しなければ成績が下がる」

「〇〇点取らなければ高校には行けないぞ」

「提出物を出さないと内心に響くぞ」

勉強というものが子どもたちを脅すための道具になってはいけないと、お話を伺い改めて感じました。

今現在の「進路指導」と言われるものに

「進路指導と生徒指導は同じにしてはいけません」

と言われているみたいです。生徒を諭していく際に「進路先が〜」と言う脅しは本物の指導ではないですもんねぇ。


◯今の仕事に就いたきっかけ

私とのトレーニング中でも、機器の具合を入念にチェックしてくれるので、安心してトレーニングができます。

「有り難うございます」

と私が言うと

「昔、エンジニアだったので」

という私たちのお決まりの会話をします。

以前Kさんは自動車のエンジニアとしてお仕事をされていました。

入社当初に先輩から

「30手前で転職を視野に入れた方がいい」

とアドバイスをされたそうです。

若いうちは問題ないのですが、歳と共にキツくなってくるので営業職へ希望を出したり、異業種へと転職していく方が多いそうです。

その先輩の言葉はKさんを気遣った言葉だったものでしょうね。

アドバイスを受け、漠然と転職先を意識し続けますが…

妥協を許さないKさんにとって、なかなかしっくり来る転職先が見つからず何年か経過していきます。

ある日、技術部門から営業部門への打診がありました。

Kさんのコミュニケーション能力からすると、

「いよいよ本領発揮ですね」と私は思っていましたが…

営業部門へと配置が変わり仕事をこなしていく中で、

それは、それは、

とても、とても、

苦痛な毎日だったそうです。

営業と言っても完全なる営業ではなく、技術部門の受付をしながら営業を行うので、営業部門と技術部門の板挟みでした。

段々と出勤すること自体に精神的な負担を強く感じるようになっていきました。

そんな中、友人の結婚式に参列します。

同じ参列者だった友人に

「ジムのトレーナーにならないか」

と誘われますが…

当時、トレーニングに対して興味のなかったKさんはその話を受け流しました。

半年後、職場の仲間と共に少しだけ筋トレをすることになり、ジムへ行ってみるのですが思いの外、筋トレを楽しく感じました。

その時、ふと昔の記憶が蘇ります…

「トレーナーにならないか」と声をかけてくれていた友人にすぐに連絡を取ってみます。

「トレーナーが付いてトレーニングするとどんな感じかを体験してみよう」

と言うことで友人とのトレーニングを受け、決断していきます。

「ここに就職しよう!」

もし…

職場の仲間とトレーニングしていなかったら!?

結婚式が開かれていなかったら!?

「転職先」が既に決まっていたら!?

先輩のアドバイスを聞き入れていなかったら!?

そう考えると、人と人との出会いはまさに「縁」だなぁと実感します。

どれか一つ欠けていても、私はKさんに会えていなかったのですから。

しかし、その一つ一つの人生のピースは、何が大切なピースなのか!?未来にならないと分かりません。

ただ、妥協をせずに求め続けたKさんの心が一つ一つを繋ぎ合わせていったのだと感じました。


◯今、自由に選べるとしたら何の仕事をしてみたいか

「鍼灸師」

今現在、Kさんは実際に資格取得のために学校へ通っています。

お仕事をしながら資格取得のための学校に通っています。

Kさんは職場でも信頼が厚く、役職的にも出世をしていっています。

顧客満足度のような成績においても、上位を占めています。

そんな状態で、なぜ異業種に挑戦をしようとしているのか!?

Kさんの妥協をしない姿勢がここでも伝わってきます。

身体の仕組みをもっと深く知った方がより筋トレのパフォーマンスを上げることができるはずなのに、自分はそれを詳しくは知らない…

そのことに関して、ジレンマを感じていました。

もっとお客さんに対してのパフォーマンスを上げたいと言う思いは募っていきます。

そんな中「柔道整復師」と言う資格が目に止まります。

柔道整復師は接骨院の先生とかのイメージですが、Kさんは筋肉の状態や骨の状態を理解していることの重要性を感じ、柔道整復師になるための専門学校の入学説明会に行ったそうです。

そこで個別相談をして下さった方が

「あなたのやりたいことは『鍼灸師』だと思いますよ」

と言われ、よく鍼灸師を知らなかったKさんは、実際に「鍼」をさす施術をしてもらいに鍼灸師のもとに伺ったそうです。

「気になるところはありませんか?」

と尋ねられ、以前から肩を痛めていたことを話し鍼灸師の方にして施術をしてもらいました。

嘘みたいに!痛みが消え、久しぶりに全力でトレーニングを行えたそうです。

3回ほど行って完治しました。

鍼灸師でありながら筋トレのトレーナーとして何かできないだろうか!?

それが鍼灸師への勉強へと導いていきました。

まずは「これ!」と思ったことをとことん追求し、決めたものには全力投球していく。

納得するまでとことんこだわり続ける姿を改めて知る事ができました。


◯落ち込んだ時、どう乗り切るか

「子どもとの時間」

Kさんは、道を歩いている家族連れを見るだけで、ご自分のお子さんを思い出すみたいで、その度に癒されているそうです。

本当にお子さんのことを想っているなぁとトレーニングしている時にも感じます。

6年ものお付き合いになると、「もうすぐ予定日なんです」と言う会話もありました。

ついこの前、誕生したと思っていたのですが、もうすぐ小学生になると言うことを知り、時の流れの速さを感じました。


◯発達個性を持った子どもたちへのエール

「やりたいことをやるのが一番いいけど…

 生きていくためには、選んでばかりではいられない。

 辛いことがあった時、どうやって逃げたらいいのか!?

 今後の人生を一緒に考えていこうね。」

「上辺では言える」とおっしゃいながら、じ〜っくりと真剣に考え言葉を頂きました。

実際、人生の壁にぶち当たった時、その壁を「行き止まり」と捉えるも「別の道への標識」と捉えるも、それぞれの捉え方があります。

Kさんの「逃げる」には「進む」と言う意味が込められているように感じました。行き止まりなら引き返すしかないので、考える必要もありませんもんね。

進もうとするから「考え」「悩み」「もがき」ます。

これは全て、次への道へと進むための準備運動なのかも知れません。

Kさんの大変だったと言うエンジニア時代も、「辛い」からと言って遮断するのではなく、次の道を模索し続けていたから、挑戦する場所を見つけられたのかも知れません。


◯インタビューをして

私はよく筋トレの際、モチベーションを上げるために

「これができるのは私ぐらいですね」

そんな訳ない!と分かりながら発言しています。

しかしKさんは「〇〇ができるのは良一さんしかいませんね」

と否定するのではなく、また嘘にならないためにちゃんと「良一にしかできないこと」を探して言ってくれます。

上辺の発言ではなく、中身のある言葉で私を鼓舞してくれます。

妥協をしない丁寧な一つ一つの心配りが「頑張ろう」と思わせてくれます。

挑戦し続けるその姿は、私たちの標識となっていきます。

私たち教員も子どもたちにそんな姿を魅せていきたいものです。


心の筋トレ部

教員であり公認心理師である片野とさとぶーが「心の筋トレ」を実務で実践させていただいています✨皆さんの自己免疫力💪を上げ‼️予病に貢献できるよう、情報発信していきます✨

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