100人のプロの37人目のプロ‼️

風邪が流行り、鼻をすする音が聞こえてくる時季でございますが…

皆さんはどんな対策をしていますか?

私は「牛乳」を飲んでいます。

「牛乳」!?


ダイエットのために筋肉トレをするのですが…

皆さんはトレーニング後、どんなものを飲んでいますか?

私は「牛乳」を飲んでいます。

「牛乳」!?


ネット見てたらつい、

「もうこんな時間!」

となることはよく聞く話ですが…

皆さんはぐっすり眠れていますか?

私は「ぐっすり」です。

牛乳を飲んでいますから…

「牛乳」!?


そう!牛乳です。

実は「牛乳」、スーパーフードらしいんです。

免疫力を維持するためのビタミンA。

筋肉をつくる栄養素であるタンパク質。

睡眠ホルモンの「メラトニン」の原料となるトリプトファン。

それらがちゃんと成分としてあるのが「牛乳」です。

昔、牛乳は「薬」と言われていたほど。

「昔」というとどれくらい前なのか!?

約1300年前の飛鳥時代まで日本の牛乳の歴史は遡ります。

当時は今のように多くの人が飲んでいたものではありません。

高級品として、丁重に扱われていました。

多くの人が飲むようになるのは明治時代から。

もし、学校給食に牛乳を提供しなくなると…

一食に出される魚の量、野菜の量…どうなることでしょうか!?

また、それに比例して給食費というものはどれほど増えていくのか!?

当たり前のように感じていた「牛乳」に、考える時間を頂いたのは「牛乳のプロ」Tさんのお陰です。


◯子どもの頃の夢

「ケーキ屋さん」


漠然と「ケーキ屋さんいいな」というくらいの思いだったそうです。

その一方で子どもの頃から機械いじりが好きで…

プラモデルを趣味としていました。

特に将来を深く考えたりはしていなかったそうです。


◯今の仕事に就いたきっかけ

「お前にしかできない」


今は牛乳の製造だけを行なっていますが、昔は何頭か乳牛もいたそうです。

Tさんの子どもの頃は

「念願の跡取り」

と周りから期待されていました。

周りからの期待通りに農業高校へ…

進学するかと思いきや…

本人に農業への気持ちはなく、

農業へ行かないのなら普通科の高校へ

と叔母さんの薦めで普通科へ進学。

叔母さんの薦めがなければ、子どもの頃から興味のあった工業高校へ進学したかったそうです。

大学では念願の工業系へ。

思う存分に機械を学びます。

家業を継ぐ意識は全くありません。

大学では教員免許も取得しました。

Tさんのそんな姿もあってなのか…お父様は自分たちの代で牛乳製造を終わらせようとしていました。


中学生の頃に頑張っていたテニス部へ、卒業後もコーチとして通っていたTさん。

学校には、自分が学生だった頃からの恩師がいました。

Tさんは恩師に「教師になりたい」ということを話します。


卒業後に来てくれる生徒の成長を見られることは

「教師を続けていてよかった〜」

と思う瞬間でもあります。

ついこの前までヘルメットを被っていた学生が、大学を卒業しようとしている…

恩師もTさんの成長を嬉しく感じたと思います。

いつまで経っても生徒は可愛い生徒。

何か困っていたり悩んでいたりすれば、

何かの参考になれば!と気持ちを込めて話をします。

恩師は教員を目指そうとするTさんにこんな言葉を送りました。


「教員は誰でもできる。家の仕事(牛乳の製造)はお前にしかできない」


恩師だから言える言葉で、Tさんだったから受け取れた言葉。

この言葉をきっかけに、家業である牛乳製造に歩みを始めます。

牛乳とは関係のないはずの大学の「工業」の知識は、牛乳製造の機械を扱うことに活かされていきます。

人生において、意味のないことはないのだと、Tさんのお話を伺って強く感じました。

意味のあるものにするも、意味のないものにするも…

自分がどう選択するか!?

その違いなのだと思います。


愛知県の牛乳製造工場は2箇所しかありません。

牛乳は1994年がピークと言われ、年々生産量は減少してきています。

最近は落ち着いてきているそうですが。

減少の理由に、飲料の種類の増加や酪農家さんたちの高齢化による廃業が挙げられています。

「少子化」と言われていても学校給食で必要とされる牛乳の量は凄まじい量。

それと同時に、牛乳の栄養素も凄まじいもの。

子どもたちの成長に必要な栄養を確保するために、Tさんたちは牛乳を製造します。


スーパーに牛乳が多くある日や、残り2本!って時とか…記憶にありませんか?

牛乳は機械が出す液体ではありません。

生きている動物がつくり出してくれた「生物」です。

だから日によって量が異なります。

でも…「子どもたちのために」と、給食へと優先されていきます。

給食の単価を高くすることはできません。

それでもなお給食を優先。

私たちは、社会の、地域の、生産者の「思いやり」や「優しさ」に支えられています。

愛されない子どもなど誰一人としていません。

大切に思われていない子どもなど決していません。

もし、「愛」を受け取っていないと感じるのであるのなら、よ〜くみてください。

あなたはただ、その愛に気づいていないだけ。

牛乳を通して、お米を通して…

色々な人たちがあなたたちを支えています。


◯今、自由に選べるとしたら何の仕事をしてみたいか

「教員をやってみたい」


教員を目指し教員免許を取得したTさん。

私たちのインタビューの依頼の際にも快く引き受けてくださり、夜遅い時間にも関わらず

「僕が答えられることは何でも答えますよ」

と子どもたちのために。

私たちが出会うプロの方々は、子どもたちの光です。


◯落ち込んだ時、どう乗り切るか

「動く」


立ち止まっている時はうまくいかない時。

うまくいかないのが世の中。

それを嘆いていても自分の環境は変わりません。

だから、「動く」そうです。

行動するそうです。

仕事だったり、運動だったり…

動いているうちに次へとつながっていきます。

動けているうちは大丈夫…

そう思って乗り越えていきます。

その行動が、同じように頑張っている方々と出会わせてくれます。

その方々から得られるヒントが、更なる行動へ。

その行動が可能性へ。


◯発達個性を持った子どもたちへのエール

「やる気になったら普通の子よりパワーを持っている」


そう感じ、この言葉をエールにするのは、部活動のコーチの経験や経営者として、個性を持った人たちと直で関わった感想。

「普通」ではないことは悪いことではありません。

「普通」である必要なんてないのかもしれません。

自分という存在は、世界であなただけで、大切な一人ですから。 


◯インタビューをして

Tさんは年に数日しか休みません。

夏休みや冬休みの間も牛乳はつくり続けます。

牛の乳は毎日出ます。

乳搾りを怠れば、乳は炎症を起こし、私たちが飲む牛乳がしばらく搾れなくなってしまいます。

そうやって私たちが気づいていないところで、支えられているんです。


Tさんだからできる牛乳。

それは誰よりも子どもたちのことを想った温かいものでした。


心の筋トレ部

教員であり公認心理師である片野とさとぶーが「心の筋トレ」を実務で実践させていただいています✨皆さんの自己免疫力💪を上げ‼️予病に貢献できるよう、情報発信していきます✨

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