100人のプロの66人目のプロ‼️

待ち合わせの時刻は16時。

ゆとりを持って現地へ。

今までのプロの方々との約束で、交通渋滞などで予期せぬ事態に冷や汗を何度もかいた経験から、早めの行動を心がけます。

近くのコインパーキングに駐車。

事前に調べていた所は、なかなかの技術が求められる場所だったため、少し離れた場所にしました。

時計に目を向けても汗は出ません。

安心して車の外へ。

待ち合わせ場所に行くのは、まだ失礼になる時間。

外でブラブラするにはまだ暑い。

だから、駅のビルの中に避暑。

ちょうどいいベンチに座って緊張をほぐしていきます。

地元のおじいさんも座って、ぎこちない私たちを和らげて下さったような。

時計の確認。

焦る私に対し、冷静さを保つ時計の針。

もう少し、座っていようと思います。

15時45分。

そろそろ。

待ち合わせのカフェへ向かいます。

カフェの店員さんは気さくな方。

心臓の鼓動を落ち着かせます。

16時10分。

クーラは効いているのですが、私の背中に汗を感じます。

16時20分。

本日の約束がなかったとしても、ここのカフェに来れたのなら…

自然とインタビューが叶わなかった時の心の準備が始まります。

カフェを横切る人の影は、全て今日のプロの方に見えてきます。

16時31分。

カフェに入ってくる人影が。

手には何かが入ったビニール袋。

「これ食べる?」

優しい問いかけに

「え。あ。はい!」

と答える私。

「牛かチキンか。どっち?」

手に持っていたものは、イラン人の方がつくって下さったトルコ料理“ケバブ”。

「食べて。食べて。あったかいうちに」

30分間、私たちへの“ケバブ”を購入するために、待って下さっていたそう。

その事実に笑いながらも

「なんて優しい方なんだろう」

私たちの心を鷲掴みした、今回のプロは「情報のプロ」関さん。

焦り出した時計の針。

あっという間の時間でした。


◯子どもの頃の夢

「人を喜ばせるものをつくるのが好き」


幻想的で夢みがちな少年だったという関さん。

“喜ばせる”という点で、お笑い芸人としてのポジションは理想的な姿のように感じていましたが、子どもの頃にその選択肢はなかったそうです。

世の中では、新しいものが誕生し、未来を好奇心の心で眺めることができた時代。

関さんは当時を「世界が冒険に行く時」と感じていました。


◯今の仕事に就いたきっかけ

「学び、行動すれば知識は重なり、次なる行動へ。」


中学生に

「信じるか!?信じないか!?」

といえばすぐに

「あなた次第です!」

と答えるほど有名な言葉。

これはお笑い芸人関さんが『やりすぎ都市伝説』の番組で最後の締めくくりとして使用する言葉です。

関さんは芸人でもあり、カフェを経営する経営者でもあり、本も出版される作家でもあります。

そんな多才な関さん。

世に名が知られるようになっていったのは、お笑い芸人さんとしてです。

芸人になった時のことを伺うと、

「もしかしたら、ピーターパン症候群だったのかもしれないね」

と振り返ります。

表現者として、自分のもっている情報をただ表現するだけでは、相手が100%理解してくれるとは限りません。

何を強調するのか!?

どの情報を出すのか出さないのか!?

“笑う”という行動に至るまでの道は、簡単なものではありません。

ただ一時の笑いであれば、その場で終わってしまい、何も残らないことだってあります。

真剣に。

一生懸命に。

根本的なことから関さんは勉強をし直します。

自分で調べて、それが知識となって積み重なります。

色々な方々に尋ねて、それが更なる知識となって。

一つ一つの知識が、今までの知識と繋がり、次なる行動の力となっていきます。

その取り組みが、「都市伝説」というブームを巻き起こし、一言一言の言葉に重みが生まれていきます。

コンビではなく、一人になったことで実感することがあるそうです。

責任、影響力、表現力。

それらを「相方が〜」と逃げることはできません。

とはいえ…

逃げられると思っているだけで。

責任がないと思っているだけで。

初めから一人一人の“言葉”には、逃げることのできない責任が存在しているのかもしれません。

有名無名に関わらず、それぞれに存在するもの。

関さんの言う「地に足つけた状態じゃない」言葉は、雑踏の中に埋もれ、制御できないものへと変わっていきます。

「そんなつもりではなかった」

「覚えがない」

「反省している」

後で取り繕うことはできても、一度放たれた言葉に成す術はありません。

何を伝えたいのか!?

何を話したいのか!?

その精神は信念へ。

その信念は、言葉となって伝わり、行動によって実現されていきます。


関さんは学んでいく中で様々な方々とお会いしていきます。

主観的に日本を感じたり、他者を通して客観的に自国を知る機会が増えていきました。

その中で、気づいたこと。

それは「日本の危機」でした。

「日本のために!」

とスポーツ観戦以外で言えば、すぐに「右!」と括ったり、「過激な人!」とレッテルを貼りたがる日本人。

異常なまでに「国家」を話すことを避ける日本人。

諸外国からすると不思議な姿です。

歴史を振り返れば、日本がそのような姿になっていったのは戦後の時から。

「日本人とは」という授業をやらなくなっていきました。

精神性を失った日本人は、“大和魂”という心を奪われます。


「100年後、『日本人』として立っている人は何人いるか!?」


この問いに可能性を見出すために、関さんは行動していきます。

まずは志のある者たちと共に。

“情熱クラブ”

は関さんにとって大切な取り組みの一つ。

何をすべきか!?という答えがあるわけではなく、皆で共に最善の答えを導き出していけるよう真剣に活動していくチーム。

また、2021年には愛媛県立今治西高等学校伯方分校の「放課後情熱学園」の校長に就任しています。子どもたちの人生の選択肢を広げるために。


「行動なくして成長なし」

これは関さんの言葉です。


◯今、自由に選べるとしたら何の仕事をしてみたいか

「宇宙飛行士」


地球から超えた領域。

ここに繋がる職業に、今なら就くべきだとおっしゃいます。

現在、世界で起きている紛争や戦争は、そのまま宇宙利権に繋がっていくお話。

日本でも、2022年に航空自衛隊の組織の中に「宇宙作戦群」が新編されました。

しかも…

すでに日本は、2008年に“宇宙基本法”と言う法律が制定されています。

10年以上前から動き出しているプロジェクト。


宇宙と聞いてSFのように感じる時代はもう昔のこと。

今まで教えられてきた“当たり前”は、すでに過去のもの。

変化についていくために、柔軟性を備えた思考が求められます。

誰が主張しているとか、どの役職の人が話しているとかではなく、何を伝えているか!?どんな内容なのか!?その次元で聞くことが求められているのかもしれません。

そんな時代に来ているのだと思います。


ピラミッドはどうやってつくったのですか?

古代文明の文字はどうやってつくられたのですか?

日本の縄文時代につくられていた土偶はどんな意味があるのですか?

私たちの“当たり前”では難しい問題。

関さんは「柔軟な思考で捉えられたら、簡単なこと」とおっしゃいます。

なんだか世界が広くなった気がします。


◯落ち込んだ時、どう乗り切るか

「勉強」


“落ち込む”は、考え方の選択肢が狭まった時にとる行動。

「クレーム」と捉えることも「アドバイス」と捉えることもできる出来事において、選択肢を広げていくために必要なことは「勉強」だそうです。

関さん自身、日々勉強をされています。

最近では視野を広げていくために、青森へ行き縄文遺跡について学んできたとか。

学校教育で教えられる縄文時代は、文明の進んでいない時代として授業されています。

「稲作が始まっていない」

「貝塚はゴミ捨て場」

こんな感じです。

教科書は何年かに一度、変更されますが、その度重なる変更の中で、貝塚の説明は変わり、稲作はすでにあったと、しれっと変更されています。

歴史は「今」に至るための事実を積み重ねたもの。

どんな小さな歴史であっても、年数の経っていない歴史であっても、事実を知れば自然と個人の思想は変化していき、自然と行動は変わっていきます。


◯未来ある子どもたちへのエール

「   生きる   」


この言葉に何を感じ、どう捉えるのか!?

それは、この文章を読み関さんからのエールを受け取るあなた自身に解釈をお願いしたい。

この言葉はあなたに託された言葉です。


◯インタビューをして

「行動」の重要性を関さんから教えて頂いた私。

伝統文化の体験の必要性を感じていたことから、学校授業で華道の体験を行うことを企画します。

「なかなかいい企画だね」

とは言われながらも、却下されてしまいます。

却下の一番の理由は、

「休日開催になると保護者にお弁当の用意をお願いしないといけない」

というものでした。

何人かの保護者の方からは、とても貴重な体験だから是非にと伺っていたのですが…。


学校は「かもしれない」という言葉から行動する力を失っていきます。

お弁当をお願いしたら保護者からクレームがくる“かもしれない”。

花を切る際に使用するハサミで他の子どもに危害を加える“かもしれない”。

教科書通りの授業をしなければ、進学試験で答えられないことがある“かもしれない”。

その“かもしれない”という姿勢の奥底には、保身があることを子どもたちは見透かし、行動しないことの“当たり前”はつくられてしまいます。


だからこそ伝えたい。

関さんの姿を。

こんな社会だからこそ伝えたい。

このエールが届くあなたに。

「日本の未来はあなたにかかっている」と。

関さんのエールを心から伝えたい。

「独りではない」と。

私は信じたい。

できないことばかりを並べるのではなく、

“かもしれない”とチャンスを逃すのでもなく、

やる気に満ちたあなたの存在を。

信じるか!?

信じないか!?

それは他人ではなく、

あなた次第。

私自身。

信じることから始まる。

信じることで動き出す。

情熱を止めるな!


心の筋トレ部

教員であり公認心理師である片野とさとぶーが「心の筋トレ」を実務で実践させていただいています✨皆さんの自己免疫力💪を上げ‼️予病に貢献できるよう、情報発信していきます✨

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